なんの気なしに見始めたドラマですが、結構ハマってきました。
ネタバレありであらすじと感想を書いていきます。

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原題は『ゴールデンクロス』そのままです。

金融関係の言葉が出てきて、そういうのには詳しくないので、あまり詳細には書けませんが、そういうことが分からなくても、面白く見られるのでおすすめです。

ざっくり言うと、娘殺しの罪を着せられた父親、父親の無罪を信じた検事候補の息子がその裏を暴こうとと巨大な秘密組織と対決するという感じのドラマです。

1話〜3話くらいまで

ハンミン銀行の行員として働いていたカン・ジュワン(演:イ・デヨン)は自分の弟にお金を騙し取られてしまい、そのことで妻グムシル(演:チョン・エリ)に責められながらも、息子ドユン(演:キム・ガンウ)は検事になるということで幸せ?に暮らしていました。
また、娘思いの一家は、娘ハユン(演:キム・ミンジ)に何かあったら、一家はみんな死んでしまうとかねがね言っていました。
娘ハユンは芸能事務所からスカウトをされたため、公務員試験を諦め、スターになることを夢見ています。
しかし、スカウトされた理由はスターなどではなく、ソ局長(チョン・ボソク)の愛人として用意されたのでした。

ある日ジュワンは頭取に呼び出され、書類を偽造するように頼まれます。その対価としてお金や家を用意してくれるということで、妻グムシルへの申し訳ないという気持ちから一旦は承諾し、お金を受け取りグムシルに渡します。
グムシルは焼肉店を引き継ぐために、そのお金(通帳)を持って出かけるのでした。
しかし、真面目なジュワンは書類の偽造に対してどうしても納得がいかず、通帳をグムシルから奪い、頭取に返してしまいます。
そしてできないのなら解雇だと言われ、銀行を首になってしまいます。家族には何も言わず、工事現場で働くことに。
銀行に対し釈然としない思いを持っていたジュワンに対し、カル・サンジュン(演:パク・ビョウンウン)というニュース記者がハンミン銀行のことを調べているということで接触してきます。
ある程度話を聞いたサンジュンは頭取がどういう人物と会っているのかを調べ始めます。そこで、頭取がソ局長と会っていることに目をつけます。

ハユンはオーディションのために香港に行くようにと言われます。
そこにはゴールデンクロスのメンバーのソ局長も乗っていました。
ゴールデンクロスという秘密の組織は、韓国経済を動かすほどの力を持っていました。その中にはマイケル・チャン(演:オム・ギジュン)もおり、ソ局長に気に入ってもらえるように、ハユンを愛人に決めたのでした。
香港についたハユンは大きなホテルの一室に通され、喜んでいたのもつかの間、ソ局長が入ってきます。
ハユンは愛人としての役割をしなければいけないことに呆然とし、帰国して事務所にもうやめたいと頼みます。

しかし、その頃通帳を奪われ焼肉店をできなくなった母親グムシルが倒れてしまったということを聞き、ちょうどその場に居合わせたソ局長から困っているなら助けてあげよう、とお金を渡されます。
そのお金を渡し、グムシルは焼肉店を手に入れることができました。
お金を渡されたことで、愛人を続けなくてはいけなくなったハユンは、記者サンジュンに父親は銀行を首になっていて、それにはソ局長も関わっているらしいことを聞きます。
そこで、ソ局長がシャワーを浴びているときに、手帳をスマホでスクショすることにします。

翌日、ドユンの司法研修院の修了式があり、カン一家は揃って出席しました。家族で食事をし幸せの未来が待っているかのようでした。
その前日、ソ局長は妻セリョン(演:イ・アヒョン)の浮気現場の写真を見て機嫌を損ねていました。
夫婦仲があまりよくない2人ですが、ソ局長は検事である娘イレ(演:イ・シヨン)を大変可愛がっていました。
ソ局長は愛人ハユンを驚かせるために、花束を持ってそっと部屋に入ってきました。ハユンは父ジュワンと電話中でした。ジュワンとハユンが親子であると知らなかったソ局長ですが、その会話でそのことを知ってしまいます。
ソ局長はハンミン銀行の売買について、ジュワンが邪魔をしているということに苦々しい感情を抱いていました。また、ハユンの顔が自分の妻の顔と重なり、ゴルフクラブで殴り殺してしまいます。

ソ局長の友人パク・ヒソ弁護士(演:キム・ギュチョル)が駆けつけ、こうなったからには愛人がいると知った父親が娘を殺したことにしようと提案します。
そして、ジュワンは娘殺しとして逮捕されます。凶器からは指紋が見つかり、動機も十分として勾留されてしまいます。
パク弁護士はあらゆるところに顔が利くため、ジュワンを別室に呼び出し話をすることに。

自分は無実だと主張するジュワンに対して、タブレットを見せます。そこには焼肉店で祝杯をあげている妻グムシルや息子のドユンが映っており、また、厨房には爆弾がある映像でした。
爆弾は刻々とカウントしており、お前が自供しなければ、ここにいる人間全員がお前の娘のように死に、なおかつ厨房で爆発するため事故として処理されると言われます。
そしてジュワンはパク弁護士に自分が娘を殺したと言わざるを得なくなるのでした。

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韓国ドラマにありがちな展開ですが、面白いのはソ局長の娘が検事で、娘殺しを担当するというところです。
ソ局長を演じているチョン・ボソクは本当に色々な役柄を演っているなあという印象です。最近は悪役が多いですが、『私の心の声が聞こえる』では知的障害者役を演じたり、芸の幅が広いと思います。
今回注目して見ているのはマイケルを演じるオム・ギジュン、ニュース記者を演じるパク・ビョンウンです。
特にパク・ビョンウンは『ボイス3』で狂気をはらんだ役をやっていたので、注目しています。